「坐骨神経痛とは?その原因とマッサージ、ストレッチなどの対策は?」
ウイルス感染や異常気象で、環境がものすごく変化しています。
また、技術の発展により便利でスマートな生活がおくれる様にも
なっています。その一方で、運動不足になっている方が急増しています。
最近では、決まった動作しか行わずに腰などに負担をかけ、
坐骨神経の症状に悩まされている方が増えているように感じます。
そこで、坐骨神経についてちょっとお話ししようと思います。
坐骨神経痛かな?と思った方! 次の症状に当てはまるかチェックしてみよう!
・腰だけでなくお尻や太もも、ふくらはぎやすねが痛い
・お尻や太もも、ふくらはぎにシビレを感じる
・足に力が入りづらく、思うように動かせない
・運動をするとお尻や脚に痛みが出る
・立ち上がって体重をかけるとお尻や脚に痛みが出る
・体を反らせるとお尻や脚に痛みが出る
・体を前に屈むとお尻や脚に痛みが出る
今あげた症状がある方は、坐骨神経痛の可能性が高いです。
坐骨神経痛の原因は・・
実は、「坐骨神経痛」は症状のことを言い、病気や疾患の名前ではありません。
なので、病気やケガなどの原因があって、その影響で坐骨神経が刺激を受け、または圧迫を受けて坐骨神経痛という症状があらわれている状態なのです。
さて、気になるその原因ですが、
多くは腰椎と言われる腰の骨や関節部分に負荷がかかり、神経やその周辺の血管を圧迫することで起こります。
例えば、骨粗しょう症による圧迫骨折や加齢からくる腰の骨の変形、神経の通り道が狭くなる脊柱管狭窄症。運動や作業で腰に負担をかけて椎間板が変形してしまった、椎間板ヘルニアから起こります。
その他、立ち仕事や過度な運動によりお尻の筋肉が
坐骨神経に影響を及ぼすこと(梨状筋症候群)でも起こります。
治療はどんなことをするの?
治療するには、まず原因をはっきりさせる必要があります。
レントゲン検査やCT検査、MRI検査によって背骨や神経、筋肉の状態を確認します。
状況によっては手術が必要なものもありますので、専門機関で確認することをお勧めします。
検査の結果、保存療法を行う場合、
・痛み止めやブロック注射などの薬を使う方法
・電気治療などの物理療法
・エクササイズやトレーニングなどの運動療法
・マッサージやストレッチなどの手技療法
・コルセットなどの装具療法
などが一般的です。
この痛みはどうしたら治るの?
検査によって、原因が明らかに骨の変形や椎間板の変形によって生活に支障がある場合は手術が適用されます。それ以外は、一般的にまず症状に対して対症療法が行われます。
あくまでも対症療法なので、症状に対してのアプローチになります。
手術をする程でもなく、対症療法でも思わしくない場合は、
症状が起こる原因にアプローチする必要があります。
このアプローチがちゃんと行えると治ります。
例えばヘルニアになったとして、安静にしていればヘルニアの症状は良くなるかもしれません。
しかし、ヘルニアになる原因を改善しない限り、また痛みが再発し治らないものと感じてしまうでしょう。
症状を改善する必要もありますが、同時に原因を作り出すものが何なのかを突き止め、そこを改善すれば症状も治り、再発も防げます。
自分でできる対策は・・・
腰に負担のかからない動き方を身に着けることが大切です。
同じ姿勢を長時間続けると、どんなに良い姿勢でも腰には負担になります。
30分に1回は姿勢を変え、ストレッチなどを10~30秒行いましょう。
近年、ウォーキングが流行っていますが、ただ歩けば良いというものでもありません。
正しい歩き方をしなければ、一歩一歩が負担になり、疲労の蓄積や体を害することも考えられます。
機会があれば、正しい歩き方ができているかチェックしてみてください。
仕事などで前かがみが多い場合は、負担のかからない屈み方やサポーターを使うなどの工夫が必要です。
生活動作も運動も筋肉に負担をかけることに違いはありません。
運動をする時に、準備運動は行いますが運動後のケアを
する方は少ないと思います。
仕事の後も同様にケアが必要です。
毎日でなくてもいいので、ストレッチやマッサージなどの
アフターケアを行うようにしましょう!
当院は、群馬県前橋市山王町に2006年に開院し、前橋市だけでなく伊勢崎市や玉村町、高崎市などの多くの患者様に携わってきました。
坐骨神経痛は人により症状の強さは違いますが、早く治したいという思いは一緒ですよね!
脊柱管狭窄症や腰椎ヘルニア、梨状筋症候群、ギックリ腰などが
どうしてそうなったのか原因である部分を改善し、早期回復・再発予防を目指しませんか?