「坐骨神経痛ってどんな痛み?どんな症状?マッサージ、ストレッチは効くの?」
コロナの影響で生活スタイルが急激に変化してきています。
最近では、体を動かす機会が減り、もともと腰痛を持っていた方が
お尻にまで痛みが広がってきた方が増えているようにも感じます。
そのお尻にひろがった痛みはおそらく坐骨神経痛です。
坐骨神経の症状は、痛みとシビレがメインで、
お尻や太もも、膝下などに出てくるケースがほとんどです。
どこに症状がでると坐骨神経痛なの?
まず、坐骨神経がどこにあるか確認してみましょう。
最近は、スマホやパソコンで検索すると坐骨神経がどこにあるかすぐに調べることができますが、
坐骨神経は、腰から始まりお尻を通って太ももの裏側につながります。
そして、膝のウラあたりからふくらはぎとすねに向かう2本に分かれます。
すね側の神経は、さらに分かれて足の甲全体まで伸びていきます。
ふくらはぎ側の神経は、ふくらはぎから足のウラへ伸びていきます。
実際の神経はもっと複雑に枝分かれするのですが、
だいたいのところ
・お尻周辺の痛みやシビレ
・太ももの外側やウラ側の痛みやシビレ
・ひざ下のふくらはぎやすねの痛みやシビレ
・足の甲や足のウラの痛みやシビレ
を総称して坐骨神経痛と呼んでいます。
症状が出る場所は、上の図のようになります。
では、どのような症状の出方があると思いますか?
・両足同時に出る場合
・片足に出る場合
・それぞれバラバラに出る場合
・全部同時に出る場合
などいろいろなケースがあります。
その中で、
下半身だけでなく腕にも同時に症状がでている場合や力が入らない場合などは、
脳に何か原因がありますので直ぐに専門機関で検査を受けてください。
この痛みやシビレは治るの?
前回もお伝えしましたが、坐骨神経痛は症状の名前であって病名ではありません。
ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病気があって、その症状の一つとして坐骨神経の痛みやシビレがあります。
したがって、原因の疾患の程度によって治るかどうかが決まってきます。
ただ個人的な見解として、
原因となる疾患は治らないけれども、坐骨神経の症状を軽くすることは可能なケースが多いと考えています。
自分でできるストレッチやマッサージは・・・
腰や坐骨神経にかかる負担を軽減し、下半身の血流を良くすることが大事です。
同じ動きや同じ姿勢を長時間行わないようにして、
原則として痛みの無い範囲で運動を行ってください。
例えば、エクササイズをする場合には、
一度に50回の運動をするより、
10回の運動を朝、昼、晩など5回に分けて行ってみてください。
症状が、軽くなってきたら数を増やしたり
筋肉トレーニングなどに移るといいと思います。
ただし、
常に症状が持続している方、
思うように力が入らない方、
皮膚の感覚が薄くなっている方は、専門機関で指導を受けてください。
当院は、群馬県前橋市山王町に2006年に開院し、前橋や伊勢崎、玉村町、高崎などの多くの患者様に携わって16年が経ちました。
坐骨神経痛は人により症状の強さは違います。
シビレの感覚や表現も皆さん感じ方はバラバラです。
でも早く治したいという思いは一緒ですよね!
脊柱管狭窄症や腰椎ヘルニア、梨状筋症候群、ギックリ腰などが
どうしてそうなったのか原因である部分を改善し、早期回復・再発予防を目指しませんか?