『猫背』と『巻き肩』
多くの方が気になっている『猫背姿勢』。
特に最近は、デスクワークやスマホを見る時間が長い生活習慣になっているため、気にされている方も多いと思います。
また、猫背とセットで考えなくてはいけないのが『巻き肩』です。
猫背と巻き肩が体のどんな影響を及ぼすのかお伝えいたします。
『猫背・巻き肩』と『四十肩・五十肩』
肩の関節は、肩甲骨と一緒に動くことで真上まで手が挙がります。
また、肩甲骨の動きは、胸の背骨の動きと連動しているので、手がしっかり真上に上がる時は胸も少し反り気味になります。
前にならえをして、手を前に突き出すと手が前に伸びると同時に猫背になります。
また、肩を後ろに引いて肩甲骨を寄せると同時に胸が反ります。
このように肩の動きと胸の背骨の動きは、連動しています。
もし、猫背で背骨が固まってしまったら、肩甲骨は思うように動かせなくなります。
肩甲骨は、体の外側に広がったままになり、肩甲骨の向きが横から前方向に変わるため、肩も前によってしまい巻き肩と言われる状態になってしまいます。
すると手も挙げにくくなり、無理に手を挙げようとすると肩の周辺に負担がかかり、やがて痛みがでるようになります。
猫背&巻き肩の状態が続くと、胸やわきの筋肉を使いにくくして硬くなり、動かすと痛い四十肩五十肩になるのです。
いつも姿勢が悪く、肩周辺に違和感や軽い痛みが出始めたら、これくらいなら大丈夫と思わず、なるべく早く肩と背骨のケアをするようにしてください。