ランナー膝
✅ランナー膝とは?
ランナー膝は、正式には「腸脛靭帯炎(Iliotibial Band Syndrome)」と呼ばれ、膝の外側にある腸脛靭帯が膝のやや外側骨で炎症を起こし痛む障害です。
特に、長距離ランナー、自転車競技、登山など膝の屈伸運動を繰り返すスポーツをする人や脚のバランスが悪い方によく見られます。
✅ランナー膝の原因は?
腸脛靭帯は、太ももの外側にある大きく強い靭帯で、骨盤から膝の外側までつながっています。
走る時に、この腸脛靭帯と膝の骨の出っ張り(大腿骨外側上顆)との間で摩擦が繰り返され、使い過ぎによる炎症が原因と言われています。
ランニング量・距離を急に増やしたり、柔軟性の低下(特に大臀筋・大腿筋膜張筋・腸脛靭帯)、股関節・骨盤の歪みや筋力バランスが崩れO脚傾向や足の回内(過回内)などにより起こりやすくなります。
▼主な症状
・走っている時に膝の外側にでる痛み(特に走行後半〜終了後)
・階段の下りで体重が乗った時の痛み
・長時間座った後、立ち上がる時の痛み
・痛みの位置が「お皿の下」ではなく「膝の外側」
◎ランナー膝の治療
山王接骨院・山王整体院では、運動量を調節しながら炎症を早期に回復させることを第一に考えています。
以前は、アイシングなど症状を抑えることが主でしたが、現在は血流を良くして回復力を向上させる方向で調整しています。
そのためには、原因となる状態をしっかり把握して早期に修正する必要があります。
筋力バランスの問題なのか、構造的バランスの問題(ゆがみなど)なのか、動作のクセが原因なのかをチェックして改善します。
・筋力が原因
筋力に原因がある場合、筋力や体力以上に運動をしているとも言えます。
運動量を落としたり、トレーニングの負荷を軽くして、症状が消失するまで調整します。
・バランスが原因
バランスについては、足部、股関節、場合によっては上半身なども影響していることがあります。柔軟性を向上させたり、インソールなどで矯正したりとそれぞれの原因にたいして施術を行います。
・動作が問題の場合
いわゆる「クセ」によるイレギュラーな動きをくり返している場合です。
走ることで関係してくるのは、股関節と足首の関節です。
柔軟性や体重のかけ方などを改善し、スムーズ動けるようエクササイズやトレーニングを行います。
山王接骨院・山王整体院では、やさしくソフトな施術と体幹のインナーマッスルを中心としたエクササイズを行い、筋肉や関節をほぐし、さらに負担のかからない正しい動きを身につけてもらいます。
当院では、インソールの作成も行っています。
オーダーメイドインソールの作成にはご予約が必要です。
ランナー膝の通院期間
施術は、平均3回程度で痛みを取り除きます。
運動量を調節しながら、自宅で行うエクササイズを行ってもらいます。
期間は、だいたい1週間~2週間で運動復帰を可能にしています。
ご相談だけでもOKですので、お気軽にお問い合わせください。