半月板損傷（成長期）
✅そもそも半月板って何？
半月板（はんげつばん）は、膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるC字型の軟骨組織で、クッションのような役割をしています。
膝の衝撃を吸収し、安定性を保つ重要な構造です。
左右とも内側半月板と外側半月板の２つずつ存在し、特にスポーツ中にはどちらも傷つくリスクがあります。
✅成長期の半月板損傷とは？
成長期（小中高生）では、骨の成長に比べて関節周囲の筋肉や靱帯がまだ未熟なため、激しい動きや繰り返しの衝撃によって、半月板を傷つけることがあります。
また、成長期に多い「イレギュラーな動き」「筋力のアンバランス」「姿勢の崩れ」「骨盤の歪み」などが原因となり、半月板に過剰な負担がかかるケースもあります。
特にこんな状況で発症リスクが高まります：
・ジャンプや急な方向転換が多いスポーツ（バスケ、サッカーなど）
・過度なトレーニングや連日の試合
・柔軟性不足や姿勢の崩れ、骨盤の歪み
✅主な症状
・膝の痛み
・膝の腫れ
・動かすと「引っかかる」「ロックされる」感じがある
・曲げ伸ばしに違和感や痛みがある
・スポーツ後に痛みが悪化する
・正座やしゃがみ込みがつらい
🛠 早期発見・早期対応がカギ！
成長期の半月板損傷は、MRIでも写りづらい小さな損傷のこともあり見落とされがち。
半月板の内部にある神経は年齢と共に消失してしまうのですが、10代ではしっかり存在するので痛みも感じやすい状態です。
だからこそ、整形外科的な判断と同時に、全身のバランス評価や動作チェックが重要です。
◎半月板損傷の治療
学生だと活動期間も限られている上、大会の数も少ないため、リハビリ期間などを考えると簡単に手術などの計画は立てにくいのが現状だと思います。
手術をせずに回復させるためには、
・まずは無理をさせないこと
・体幹や股関節、足関節の柔軟性や使い方を整える
・膝にかかる負担を軽減するための動作を修正する
といった方法があります。
山王接骨院・山王整体院では、やさしくソフトな施術で太ももの筋肉や股関節の状態をリラックスさせます。
股関節や筋肉がリラックスすると血流が良くなり、体がもつ本来の回復力が発揮され、痛みは軽減されます。
筋肉がゆるむことで膝の動きも良くなり、膝関節にかかる負担も減少するのです。
さらに体幹のインナーマッスルを中心としたエクササイズを行い、筋肉や関節をほぐし、さらに負担のかからない正しい動きを身につけてもらいます。
施術は、半月板の損傷具合によりますが1～2ヶ月位必要なケースがあります。
痛みの無い範囲で、自宅でエクササイズを継続していただき再発を防ぐ体のバランス、使い方を習得していただきます。
手術をせずに運動を続ける一つの選択肢として検討してみてください。
無料相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
